字がきれいになりたくて習字を習うのはやめておいたほうがいいかも
字が汚くて悩んでいる人の中に習字を習って字をきれいになろうとする人がいますが、ちょっと考え直した方がいいかもしれません。
私もボールペン字講座で字がきれいになっていくうちに、習字を習えばもっと字が上手くなるんじゃないかと思い色々調べてみました。
調べていくうちに、普段書く字が上手くなりたいのなら習字は習う必要はないという結論にいたりました。
習字って字が上手くなるイメージがあるんだけど…なんでそんな結論に至ったの?
習字が上手いと普段の字も上手い?
習字の段位者や師範の人はすごく字が上手いイメージがあります。
習字を書かせたら、やっぱり上手いです。
ただ普段使うボールペン字となると、意外と人並み程度の字しか書けない人が多いことを最近知りました。
- 師範代を持っているけど、ボールペン字は平凡
- 毛筆は2段だけど、普段の字は汚い
- どうせなら硬筆を習わせてほしかった
- 毛筆だと賞を取れる自信はあるけど、ペン字だとミミズのような字
習字に興味をもって口コミサイトなどをみていると、習字には自信がある人でも普段書く字には自信がないという人がすごくたくさんいたのです。
中でも習字で師範を持っているけど、普段の字は人並み以下という書き込みには正直驚きました。
習字を習っている人=ボールペン字もきれいって訳じゃないんだ
字が汚い人から見れば、習字の師範=どんな字でも達筆に書けるというイメージがあったのですが、その人いわくボールペン字は習字とは別物らしいです。
習字でも字を書く基礎は習えるけど、毛筆と硬筆は別物
習字でも止め、ハネ、ハライなど字の基本を学べます。
ただ、習字を習った大半の人は毛筆と硬筆は違う…ということを言っています。
毛筆の癖が出て、硬筆が下手になる?
筆で書くときの癖が普段書く字でもでてしまい、癖のある変な字になってしまうことがあるそうです。
私の知人にもいますが、ハライとハネを強調しすぎて下手ではないんだけどきれいじゃない字を書く人がいます。
ちょっと達筆感をだしている字を書きますが…正直すごく読みづらいです。
また宗派によっては、かなり癖の強い字を教える教室もあります。
そういった教室は実用性よりも芸術性を重視していますので、普段使う字には向いていません。
イメージとしてはパリコレのファッションショーで着ている服を普段着にする感じです。
ファッションショーの服がオシャレかと言われたら正直「うーん…あんなの普段着れない」となってしまいますよね。
私は以前アパレルメーカーで働いていましたが、ファッションショーの衣装は、そのシーズンのイメージをつよく強調(アピール)する場でプレゼンみたいなものです。
普段着る用の服ではなく、どちらかというと芸術作品に近いのです。
たしかに…パリコレとかの服ってオシャレの度が超えすぎてて普段は着れないな
一文字にかける時間が違う
普段使うボールペン字などは一文字書くのに1秒もかかりません。
一方習字の場合は、一文字で数十秒、人によっては1分近くかけて文字を書きます。
習字を習っている人は時間を書ければきれいな字を書くことができますが、普段使うささっと書く字が苦手という人も少なくありません。
習字は読みやすい字?
習字を習っている人で稀に達筆すぎて読みづらい字を書く人がいます。
習字は芸術の一部なので、達筆すぎても問題はないのですが普段使う字で達筆すぎるのには少し問題があります。
日常で使う字は芸術性よりも読みやすさを重視するべきだと私は考えます。
習字とボールペン字は似てるけど、別物と考えた方が良さそうだね
字がきれいになりたい人は習字とボールペン字どちらを学べばいいの?
どちらを学べばいいかは人それぞれの考え方したいです。
ただ習字を習えば、日常で使うペン字が上手くなるわけではないということを覚えておきましょう(ただしまったく効果がない訳ではありません)
習字は段位を持っているけど、普段の字はからっきし…なんて人もたくさんいます。
普段使う字をきれいにしたいのであればボールペン字を学んだ方が効果的です。
ボールペン字講座の口コミや評判に騙されてモチベーションを下げないことが大切
習字とペン字、ボールペン字は別物と考えておこう
書道には書道の良さがあります。
ただ筆を使って書く書道と、ペンやボールペンを使って書く硬筆は別のものと考えておいたほうがよさそうですね。
毛筆に興味がある→書道
普段書く字をきれいにしたい→ボールペン字
毛筆と硬筆は似ているようでまったく違うということを覚えておきましょう(私も最近まで習字を習えば普段書く字が上手くなると思い込んでいました)
汚い字を直そうと思って書道を習おうとしている人は、実用性を考えてボールペン字を学ぶことをおすすめします。