超短期間のボールペン字学習でも効果があるのか検証してみました
ボールペン字講座が本当に効果があるのか改めて再検証したいなっと思っていました。
そんな時に友人のA君から「僕がやりましょうか?」との連絡があったので、お願いすることにしました。
日ペンかユーキャンのボールペン字講座を受講してもらおうと思っていたのですが、話しを聞いているうちに、
- 飽きっぽいので6か月は絶対に続かない
- なるべく短期間で終わらせたい
- 今よりも字がきれいになればOK
6か月のボールペン字講座は途中で絶対に挫折する(本人いわく)とのことだったので、今回は趣向を変えて、土日の2日間を使いボールペン字は上手くなるのかを検証することになりました!
短期間で字が上手くなるのってなかなか難しいそう
上手くいけば月曜日にみんなからびっくりされるかも!
今回の使用テキストはユーキャンのボールペン字学習帳
たった2日の学習なので教材は日ペンなどの通信ボールペン字講座ではちょっと合わないので、今回は本屋さんでボールペン字学習帳を探しました。
何冊かピックアップしているとA君から、「どうせやるならユーキャンがいい!」との希望があったので、
- 反復練習の為に作られた練習帳
- 90ページ程度で本のサイズも小さめ
- 本の継ぎ目もフラットで書きやすい
ユーキャンのボールペン字練習帳で決定しました。
短期間でも実用ボールペン字講座をやろうと思えばできるかもしれませんが、急いで雑に書くより学習量が少なくてもじっくり丁寧に取り組むほうがいいです(経験談)
テキストの進め方(超短期の場合)
基本的にテキスト通りに1ページから順に進めていきます。
基本練習
- ひらがな13ページ
- カタカナ6ページ
- 数字、アルファベット3ページ
- 漢字12
- かな交じり漢字7ページ
ひらがな、カタナカ、漢字などの基本練習は50ページ目までです。
ここまでは確実にこなしていきます。
応用練習
- はがき、手紙のの文例
- 年賀状の文例
- 筆ペン、のし袋の書き方
- おさらいシート
50〜95ページは応用練習が中心となっています。
今回は2日間の短期間の実践なので、やらない予定です。
頑張れば応用編までできると思いますが、学習量を多くしすぎてテキストを進めることが目的になってしまわないようにしたいので、今回は基本をじっくりと取り組んでもらいます。
時間が余ってもっとやりたいようなら応用練習を進めてもらうつもりです。
基本練習の50ページだけなら、休憩をはさみつつじっくりと時間をかけても、土日の2日で十分終わると思います。
1ページ10分かかると、2日で8〜9時間かかるね
ユーキャンの実用ボールペン字講座、1か月分よりちょっと少ない位の学習時間だね
ボールペン字練習を始める前の字
ボールペン字の練習をを始める前のA君の字はこんな感じです。
字が汚すぎて読めない…というレベルではないですが、上手な字とはいいがたい字です。
ボールペン字講座を受ける前の私の字にちょっと似てるな〜なんて思ったりしました(私も最初はこのくらいのレベルでした)
ボールペン字講座を受講した経験がある私がアドバイスした3つのこと
まだまだ美文字には程遠い私ですが、先輩としてのアドバイスを3つほどしました。
- ゆっくり丁寧に書くほうがいいけど、ストレスを感じないスピードでペンを動かす
- テキストに書いてある、文字のポイントを押さえて書く
- お手本を見ながら同じ形になるように真似をする(絵を真似て書くイメージ)
よく字の練習をするときは「ゆっくり丁寧に」と言われます。私もその通りだと思います。
ただゆっくり丁寧というのはただ時間をかけるというのではなく、「しっかりお手本の字を見てポイントを頭で覚えつつ書く」ようにすると早く字が上手くなりやすいと感じます。
さらっとペンを動かしたほうがきれいに書ける字もあるしね
上達の為には字の形の基本をある程度覚えないといけない(ある程度で十分です)
また、必要以上にゆっくり書いてしまうと線がガタガタしたり、ハネ、ハライが上手く書けないこともあります。
なんの分野でも同じですが、成長への一番の近道は「上手な人の真似をすること」ですしね。
ですので、お手本の字をみて「なんか自分がイメージしている形と違うな」と疑問を感じても、迷わずお手本を真似して書くように伝えておきました。
さっそくひらがなからスタート
ペンの持ち方や書く時の姿勢を教えて、さっそくひらがなを書いていってもらいました。
黙々と集中して書いていましたが、30分ほどして「親指の付け根が痛い」とのことだったので休憩することに。。
字を書くことに慣れていないとやっぱり指が痛くなりますよね。
親指に力が入りすぎていると痛くなると聞いたことがあるのですが、私も長時間字を書くと、
- 腕
- 親指の付け根
この2か所が最初に疲労してきます。
少し休憩をはさんで再開していると、手招きをして
「会心の一撃がでた!!!」
と嬉しそうに騒いでいます(笑)
なんかやたら上手に字が書けたこと=会心の一撃
この「会心の一撃」が出ると、テンションがとても上がりますよね(私は未だによしっ!!ってなります)
楽しんでできているので何とか2日間は続いてくれそうな予感がします。
1時間経過…集中力が切れ始め、徐々に姿勢が崩れてくる
1時間ほど経過したあたりで、集中力が切れていたので、再度休憩に入りました。
ボールペン字の練習はどんな感じか聞いてみると、
- ゲシュタルト崩壊
- ずっと同じ姿勢で疲れる
- 集中力が切れる
- 苦手な字が上手く書けない
この4つがどうもネックになっているようです。
ゲシュタルト崩壊だけはどうしようもないので、他の3つには対策をほどこしました。
姿勢は崩れてもOK
姿勢が徐々に崩れていっているのですが、そこはあえて注意しません。
個人的に姿勢はそれほど重要だと思っていないので、自分が書きやすい姿勢で書いてOKだと思います(日常で字を書く時もいろんな体勢で書きますしね)
ただ、一点だけ、目とテキストとの距離だけはしっかりと取るようにお願いしました(30cmくらい)
あまりに近すぎると、字を書いているときにお手本を文字が視界に入らなくなっちゃうもんね
今回は長時間のボールペン字練習なので、適度に体勢を変えたほうが良いです(途中から胡坐を組んでやっていましたがOK)
苦手な字が上手に書けない
テキストを見てみると、
- 上手に書けてる…こ、い、た
- 苦手そうな感じ…ほ、も、せ、そ、み、ぬ
直線的な字は綺麗に書けていますが、丸みのある字が苦手なようです(曲線が上手く書けない)
僕もまっすぐな線を書こうと思ってもガタガタになっちゃうんだよね…
何度も書いていれば自然ときれいな曲線が書けるようになりますが、
- 上手く書ける時はささっと書いて、苦手な字はじっくりお手本を見ながら真似る
- 正方形、長方形、逆三角を意識する
こんな感じでアドバイスをしました。。
直線、曲線をきれいに書くには…まぁ慣れるしかないです。
集中力が続かない
30分に1回程度休憩をはさんでいましたが、どんどん集中できる時間が短くなってきているようです。
1回目の休憩は10分ほどで再開しましたが、2回目の休憩は1時間以上取りました。
ペン字学習って「一日当たりの学習時間は短く」「その分期間を長めにとる」のが基本です。
そのほうが時間当たりの学習効率がいいですしね
今回のように短い期間に長時間続けてやるものでもないので仕方のないことです。
同じ時間練習しても、集中してないと身につかないしね
…ということで集中が続かない対策は飽きてきたので、A君の好きなドラマを流しながらやることにしました。
ただ見たことないドラマだと見入ってしまう可能性があるので、「一度見たことのあるドラマ」を流しました。
見たことあるドラマなら音声だけでもそれなりに内容が頭に入りますし、気になる場面は見てもいいというルールです。
ちなみにこれは私が長時間WEBサイトの記事を書く時に使う集中方法です。
内容を知っている番組であれば、テレビが付いていることも忘れて黙々と執筆しています
気になる場面だけちらっと見る、なかなかおすすめの方法です。
- 30分やって10分休憩←普通の方法
- 5分やって30秒休憩を繰り返す←こんなイメージ
一区切りついたり、集中が切れそうな感じがしたらこまめに短時間の休憩を入れる感じですね。
1時間で5ページ…思ったよりもペースが遅い?その理由がわかりました
黙々とテキストをこなしていたので1時間で6ページくらいは終わるかな?と思っていたのですが、1時間経ってどのくらい進んだか見てみるとまだ5ページ目。
手はしっかり動かしてるのになんでだろうと思っていたら…理由がわかりました。
ユーキャンのボールペン字練習帳は、小さな本の割に一つの文字に対する練習量が非常に多いのです。
ちょうど部屋に置いてあった他のボールペン字練習帳と比較してみると、
「あ」という一文字を練習する場合、
- ユーキャンのボールペン字練習帳…16マス
- くせ字がなおるペン字練習帳…5マス
- 中塚翠涛の30日できれいな字が書けるペン字練習帳特別版…9マス
他の練習帳よりも2〜3倍のマスが用意してあります。かなりヘビーな教材です。。
なので他の練習帳と比べると、終わらせるまでに単純に2倍以上の時間がかかります。
ゆっくりなペースだなと思っていましたが…実はかなり速いペースで進んでいたってことです。
「このテキストよく見ると練習量がすごい多いね」なんて下手に伝えるとやる気を失いそうなので、A君にはこのことを教えませんでした(この記事を読んで気づくとは思いますが笑)
ひらがなは2時間半〜3時間で終了、どのくらい変化、効果あった?
2時間半〜3時間くらいで基本練習のひらがなが終わりました。
終わった後に書いた字がこちらになります。
最初の字と比べると、ややマシになった感じはあります。
ですが、お手本とはまったく違う形の字になっているものもあります。
「書いていてここの部分はこうだったな〜なんて思いながら書ける文字もあったのですが、どんな書き方だったか完全に忘れてる字もいっぱいありました笑」
ボールペン字講座by初心者あるあるですね(私もそうでした)
練習したばかりの字なのでもっとスラスラといけるかと思いましたが、実際は逆に覚える文字数が多すぎて頭に入りきらない…という感じですね。。
本当ならこのままひらがなの練習を続けていくのがベストなのですが、今回は2日しかないのでカタカナに進んでいきます。
カタカナは1時間20分で終了
ちょうどお昼になったので、ご飯を食べてから基礎学習のカタカナをスタートしました。
お昼ご飯を食べて元気がでたのか、しっかり集中して練習をサクサクこなしていきます。
- ひらがな…曲線的
- カタカナ…直線的
「カタカナは直線的なので、書きやすい」とのことです(私もそうでしたね、みんなそう思うのでしょうか?)
1時間20分ほどでカタカタの基礎練習が終わりました。
ひらがなと比べるとポイントを押さえている字も多いので、たった1時間20分でこの成長はなかなかいいのでは?と思っていたのですが、A君に聞いてみると「いまいち上手くなった気がしない」とのこと。
「練習帳に書き込んでいるときはきれいに書けたのに、白紙の紙に書くと字が汚くなる」
これは…私のミスですね。。補助線やマス目がある用紙にしてけば良かった。。
何も書いてない真っ白な紙だと字が斜めになったり、バランスがとりにくいですもんね。
数字、アルファベットに突入ですが、20〜30分で終わりました
3ページしかないのでささっと終わりました。
このあたりから休憩時間をかなりはさんでいます。
集中力が持たないというよりは、右手の親指がかなり疲労しているので手のだるさがなくなるまで休みをはさんでいる感じです。
短期間でやる場合、どうしても長時間字を書き続けないといけないので、指の疲労問題は大きなネックになってしまいます。
特にボールペン字練習となると、きれいに字を書こうと余計に力が入ってしまうので…余計に負担がかかってしまいます。
慣れないうちは変に力が入っちゃうよね
漢字に突入したけど、1日目は終了しました
痛いというよりはダルい感じなので続けられないこともないのですが、テキストを見ると字が崩れているところも所々あります。
キリがいいので漢字は明日にしようとA君に伝えたところ、
「できれば明日中に応用問題までやりたいのでもう少し進めたい」
とのこと。
せっかくやる気を出してくれているので、休憩を長めにとってから、もう少しだけ進めることになりました。
短期間ボールペン字練習、1日目のまとめ
初日は35ページまで進みました。
本は95ページ(基本練習は50ページ)なので一日目の進捗度は、
- 本全体…40%
- 基本練習…70%
漢字になってくると一文字の画数も増えるのでひらがな、カタカナよりも時間はかかりますが、基礎練習だけなら十分余裕を持って終わらせられますね。
2日目で一冊終わらせるのは時間的には十分可能ですが、手の疲労を考えるとかなり厳しい感じです。
A君に初日を終えた感想を聞いてみると、
- 少しだけ字をそらせるのが難しい(やや右上がりの線)
- 親指に力が入りすぎな気がする
- まっすぐな線がひけない、思い通りの線が書けない
「手が痛かった」「もう飽きた」みたいなことを言ってくるかと思っていましたが、思っていた以上に真剣に取り組んでくれていました.。
基礎練習が無事に終わったらおいしいラーメンでもおごってあげよう。。。
短期でのボールペン字練習の効果を調べる!2日目(最終日)
ついに最終日!といいたいですが2日目なのでまったく感動がありませんね(笑)
手の疲れは完全に消えたようなので、朝一から練習スタートです。
書き始めて数分後「線が滑らかに書けるようになった気がする」とのこと。
夜の間に隠れて練習してたとか!?
昨日は苦戦していた右上がりや少し線に丸みをつけたりが、少しきれいに書けるような気がするとことです。
初日の練習で線の書き方が上達したというのもあるとは思いますが、おそらく一晩かけて手の疲労が取れたことが一番の原因だと思います。
昨日の夕方に書いた線と比べると…全然違いますし。
短期間でのボールペン字学習は手の疲労問題をなんとかしないと実現は難しそうです
漢字に突入してからやはり進むスピードが大幅に落ちています。
一文字当たりの画数が多いので、どうしても時間がかかってしまいます。
「漢字ゾーンはひらがなゾーンと同じくらい辛い」
ひらがなよりも書きやすいけど、圧倒的な画数が辛い…と言っていました。
その分、漢字で会心の一撃が出るとうれしさも倍増らしい…スマン、その気持ちはよくわからん(笑)
漢字終了時の字はこんな感じです↓
そのまま漢字かなまじりに突入します
初日同様ドラマや映画を流しながらの練習となりましたが、初日と比べるとドラマに見入っている時間が結構あり「飽きてきてるな…」という空気が伝わってきました。
黙々と字を書いてたらやっぱり飽きちゃうよね…
ただ、見入っている時間が長い分、手が疲れたから休憩というのがなくなっていましたね。
もしかしたら手に疲れが溜まりきる前に、ドラマを見て休めていたのかもしれません(そう思いたい)
のんびりと一日かけてユーキャンのボールペン字練習帳の「漢字かなまじり」まで終わらせることができました。
基本練習は修了、応用練習には突入しませんでしたが、たった2日で50ページも進めたので十分すぎる結果です。
たった2日間のボールペン字(ユーキャン)練習…効果はあったのか?
2日間ユーキャンのボールペン字練習帳を使って、字をきれいにかけるか実践してもらいました!
2日で約8時間30分の学習となりました(休憩時間は抜いてあります)
「二日あればもっとできるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、手への負担が大きいのでこのくらいの時間が適切だと思います。
最終的な結果はこちらになります。
これがボールペン字練習前(ビフォー)の字です
こちらがボールペン字練習後(アフター)の字になります。上から、
- ひらがな…2時間30分
- カタカナ…3時間50分
- 数字アルファベット…4時間20分
- 漢字…6時間50分
- 漢字かなまじり…8時間30分
約8時間半のボールペン字練習でこの位の効果がありました。
残念ながらまだまだきれいな字とはほど遠いですが、多少は上達している感じがあります(本人曰く、字が上手くなったかはわからないけど、会心の一撃がでやすくなったと言っています)
土日のお休み、週末の二日間を使ってユーキャンのボールペン字練習帳の基礎練習を終わらしただけ…それ以外のことは何もしていません。
それなりの効果はあったと思いますが、「たった二日で汚い字がきれいな美文字になりました!」とは言えない結果です。
千里の道も一歩から!最初はみんなこんなもんだよ!
A君にはせっかくなので今後も練習を続けるように交渉してみるつもりです!
超短期間のボールペン字練習のメリット、デメリット
せっかくなのでA君とこの2日の実践で感じたメリットデメリットをまとめてみます。
メリット
- 短期間でちょっぴり字が上手くなる
- 無心になれる(人による)
メリットは字がほんのちょっぴりうまくなることですね。
今回はひらがな〜漢字まで様々な字を練習したので効果が薄かったのですが、自分の名前と住所など、文字を絞り込めば2日間でかなり上達すると思います。
文字を絞り込めばしっかりとポイントを押さえれるしね!
メリットにはならないかもしれませんが、1日の練習時間が休憩をはさみながら実質4時間程度なので「字の練習をしていて休みが潰れた」という感覚はありません(映画でも見ながらするといいかも)
デメリット
- 手がものすごく疲れる
- 短期間で詰め込んでもすぐに忘れる
手はものすごく疲れます。
特に親指が疲れますが、一晩寝れば完全回復するので心配しなくてOKです(個人差はあると思います)
また短期間でたくさんの字の形を覚えないといけないのが辛いですね。
よっぽど記憶力の良い人でない限り、大半の字の書き方を忘れると思います。
ここってトメ、ハライどっちだったかな…
ちゃんと記憶しようと思うとテキストを読み返したり、何度か繰り返し練習する必要がでてきます。
こういった面から1冊のテキストをこなす場合、短期間で一気に終わらせるよりも、1日当たりの練習量は少なく、長い期間をかけてしっかりと一文字一文字覚えていくほうが効果的だと感じました。
ペン字練習ってダイエットに似てる気がします。
- 短期間で頑張っても、効果は薄い
- 短期間で一気に体重を落とすとリバウンドしやすい
- 頑張りすぎず長期間でじっくり時間をかけて体重を落とすほうが効果的
汚い字を直したいなら、長期での実践のほうが効果的
今回はたった2日という超短期のボールペン字学習で、どのくらいの効果があるのか検証する企画でした。
短期間で膨大な量の字を書くのは結構大変ですし、こなしたテキスト量の割に効果が薄いように感じられました。
身につけるにはやっぱり反復練習が必要だよね
25年間も崩れた字を書いていたのですから、たった二日で直すのはなかなか難しいのが現実です。
きれいな字を書けるようになるには、やっぱりそれなりの期間が必要です。
日ペンやユーキャンの定番のボールペン字講座の学習期間が6か月っていうのも、そういった理由があるのかもしれませんね。