ボールペン字講座が終わったけど、思ったほどの効果がなかったという人
今回の記事は前置きが長めなので、ボールペン字講座の効果を3倍にする方法を早く知りたい方はスクロールしてください。
「父親がユーキャンの実用ボールペン字講座を受講して、6か月練習したけどあまり効果がなかった…」
友人からそんな相談を受けました。。
最初は「6か月練習すれば書道家のような達筆になれる」というような…上達しているけど期待度が高すぎて「効果がなかった」と感じているパターンかな?と思いましたが、友人に話しを聞いてみるとそんなことはなく、字が上手くなっていないとのこと。
…ボールペン字講座の受講経験がある私としてはちょっともやっとするお話です。
原因が気になる
テキストを見せてもらえることになったのですが…なんとなく理由がわかりました。
お手本を真似してない…ただテキストをこなしているだけだった
お手本に書いてあるポイントをまったく押さえてないのです。。。。
例えば漢数字の「三」という字ですが、
- 一角目をやや上にそるように
- 二角目はまっすぐ、一角目よりやや短めに
- 三角目はやや下にそるように、長めに書く
- 一角目、二角目、三角目の間の空間は均等に
どのボールペン字テキストでも「三」という字は大体こんな感じで書くようにコメントがしてあります。
ですが、友人のお父さんのテキストを見てみると、全て同じ長さで右肩下がりに書かれています。。。
他の字を見てもそうなのですが、
- 払うと書いてあっても止めている
- 跳ねると書いてあっても止めている
- 一角目よりも長くと書いてあっても同じ長さにしている
お手本に書いてあることを無視して(多分読んでいない)、とにかくテキストを埋めていたんじゃないかな?と感じてしまうような字でした。
本当に何も考えずただテキストに字を書いているだけ…そんな感じだったんでしょうね。
テキストを見ても自分の字を直そうとする感じはまったく感じられなませんでした。
そんな学習方法では字が上手くならないのも当たり前ですし、時間もお金もすごくもったいないなと思います。
後日に聞いた話なのですが、ユーキャンのボールペン字講座を受けるまではやる気があったけどいざ教材が届いたら面倒になった。
でも買ってしまったしとりあえずやりきらないと妻に愚痴を言われるのでとりあえずやった…みたいな感じだったようです。。
ボールペン字講座の教材はそんなに安い買い物でもないので、しっかりと効果的に学習しないと友人の父親のように「効果を感じられなかった」となってしまうこともあります。
ですので今回は、ボールペン字講座の効果をより高める4つのポイントについて書いていきます(前置きが長くなりすみません。。。)
ボールペン字講座の効果を3倍にする4つのポイント!
同じ時間でより効果的に字が上手くなるために、
- 真似る、記憶する
- 苦手な字を特に練習する
- 日常生活でも意識して書く
- お手本を張り付ける
この4つのポイントはしっかりと押さえておきましょう。
ゆっくり丁寧=字を書くスピードを遅くするってことではない、しっかりとお手本のポイントを見て真似る、記憶する
このサイトでも「ゆっくり丁寧に書きましょう」とよく書いていますが、
ゆっくり丁寧=字を書くスピードを遅くする
ということではありません。字を書くスピードは自分の手を動かしやすいスピードでOKです。
ここで言う「ゆっくり丁寧」というのは、
- お手本に書いてある文字をきれいに書くためのポイントをしっかりと読む
- お手本の字を真似るように書く(絵を描くイメージで)
- 字のポイント(ハネハライや長さなえど)を書きながら頭に叩き込む
ということです。
この3つの事を考えながら練習すると、自然に「ゆっくり丁寧」な書き方になっていくのです。
お手本の字を真似できるようになるのが最終的なゴールだということを忘れないでおきましょう。
書きづらい苦手な字を特に練習
ボールペン字講座を始めた人は、
- 「い、か、ふ」は書きやすいけど、「あ、ぬ、せ」は書きにくい
- 漢字は得意だけどひらがなは苦手
上手に真似できる字となかなかうまく書けない字があることに気づくと思います。
上手に書ける時は書いていて気持ちがいいよね!
上手に書ける字は気持ちがいいので、どんどん練習していくのですが、苦手な字は真似たつもりでも汚い字になってしまいテンションが下がってしまいます。
上手く書けない字に苦手意識を持ってしまい「仕方ない」「上手に書ける字を伸ばそう」と練習を避ける人も少なくありません。
苦手な字ほど練習したほうが字が上手くなる
苦手な字を練習したくない気持ちはよくわかります(私もそうでした)
ですが、苦手な字ほどしっかりと練習するべきなのです。
字がきれいになるためには、良いところを伸ばすよりも、苦手なところを克服したほうが圧倒的に効果的なのです。
ですので、すでに上手に書ける字はささっと終わらせてしまい、苦手な字にしっかりと時間をかけていきましょう。
日ごろから意識をして書く
夜にボールペン字のテキストをしているときにはしっかりと字のポイントを押さえて書いているけど、昼間の仕事中はまったく意識せずに今まで通りの字を書いている
こういう人は非常に多いです。
- 仕事中は忙しくて…
- テキストを見ないと字のポイントが思い出せない
すごくもったいないです。
字のポイントを忘れてしまうのは仕方のないことですが、思い出せるところだけでも真似するだけでもけっこう違います。
- この字はたしか右を払うんだったよな
- テキストでは左側を少し空けてたな
こんな感じで覚えているところだけでも真似しましょう。
きれいな字の書き方を習慣づけることが大切なのです。
きれいな字のポイント忘れるのは当然、コピーして貼り付けておこう
私は記憶力に自信がないので、未だに「この部分ってどんなバランスだった?」とテキストを見返すことがあります。
字のポイントがなかなか覚えられない苦手な字はコピーして練習する机の前に貼っておきましょう。
こまめにテキストを見返す人ならわざわざ壁に張り付ける必要はありません。
忘れてしまったら貼ってあるお手本を見ながら書きましょう。
そうやって常にポイントを押さえながら書いていると、自然とポイントを覚えていない字が減っていきます。
壁に貼るのが嫌な人は、忘れた字は適当に書かずにテキストをこまめに見返すようにしましょう。
一番よくない勉強法は何も考えず手を動かすだけ
何も考えずにただテキストを進めるというのは本当に良くありません。
せっかく練習したのに効果が半減どころか、まったく身につかないこともあります。
何も考えずにただ6か月間テキストをこなした人より、しっかりと覚えながら1か月テキストを進めた人のほうが字がきれいになります(断言できます)
- しっかりと字のポイントを押さえる
- お手本を真似する
お手本を見ながら、覚えるようにテキストを進めていくと劇的に効果アップします。
同じ6か月だったらより効果的に練習したい!
本当に大切なことなので、しっかりと覚えておきましょう!