若い時には字が汚いことをそれほど気にしなかった
久しぶりに会った学生時代の知人が「綺麗な字を書けるようになりたい」という話しをしていました。
詳しく話しを聞いてみると、字にコンプレックスを感じ始めたのは課長に昇進してからのようです。
- 課長になってから、他人に自分の字を見られる機会が大幅に増えた
- 上司や取締役はみんな達筆
- 字が綺麗な部下に見下されているんじゃないかと不安
- 自分の字を見られるのがストレスに感じている
この友人の字を見てみると、読めないほどめちゃくちゃ汚い訳ではないのですが、字が綺麗とは言えないレベルでした。
平社員だった頃はあまり気にしなかったらしいのですが、中間管理職になってからは「字で見下されているんじゃないかと」不安になっているとの事です。
私も以前は同じような悩みを抱えていたので、気持ちはよくわかりました。
ボールペン字講座を受けて効果があったことを伝えると、その場ですぐに申し込みをしていました…彼にとっては字が汚いことはかなり大きな悩みだったのかもしれません
年齢を重ねるほどコンプレックスが強くなる
若い時にはあまり気にしなかった自分の字が、歳を取るほど気になり、コンプレックスになっていくことって実は珍しくありません。
歳を取ると自分の「立場」と「環境」がどんどん変わっていくからなのです。
立場が変わる
若い頃は「子供」「平社員」「教えてもらう側」なのですが、歳を取っていくとその立場が徐々に変わっていきます
- 上司になる
- 親になる
- 指導する立場になる
自分が上に立ち、自分の字を「見られる側」から「見せる側」に変わっていくのです。
「見せる側である以上、それなりの字を書けないと…」と自分の字の汚さに悩みを持ってしまう人も多いのです。
環境が変わる
若い頃は自分の字を見られるのが上司だけだったのが、自分の部下や取引先、会社の重要な書類にサインすることだってあります。
20代の独身時代であれば自分の物にだけ字を書けば良いのですが、30代、40代になり家庭を持つようになるとそうはいきません。
自分の子供や妻、両親、地域の自治会など様々な書類に字を書く機会が増えていきます。
「他の人はきれいな字で書いているのに…字を書くのが恥ずかしい」と感じてしまうこともあります。
人によっては大きな悩み
世の中には自分の字が汚くてもそんなことは全く気にしない人もたくさんいます。
- 字なんて汚くても読めれば問題なし
- そんなことで悩むのなんて馬鹿らしい
- 時間とお金をかけてまで上手くなる気はない
他人の目なんて気にしない、陰で馬鹿にされても笑って流せる。。
そういう強いメンタルを持っている人にしてみれば字が汚いことに悩むなんて発想はないんだと思います(すごくうらやましいです)
ですが、誰しもがそんな強いメンタルを持っている訳はなく、自分の字がとんでもなく大きな、解決できないコンプレックス、ストレスになっている人もたくさんいます
私はすごく他人の眼を気にしてしまうタイプの人間なので、字が汚いことが大きなコンプレックスになっていましたね。。。
他人からすれば「そんなことで悩む必要はないよ!」と思われてしまうかもしれませんが、本人としてはとてもストレスなのです。
傍から見れば些細な悩みに見えても、本当に大きなコンプレックス…それが私にとっての自分の字でした。
歳を取ってからでも字はきれいになるので、悩みすぎることはありません
年齢を重ね、昔は気にしなかった自分の字の汚さが気になり始める人はたくさんいます。
大人になってからでも字はきれいになるので、「今さら字を書く練習?」と考えず一度字の練習をしてみるといいかもしれませんね。